- 肩を動かすと痛い
- 肩の痛みで目が覚める
- 早く投球がしたい
- 剛速球を投げたい
- 一時的に良くなるが再発する
野球肩とは投球障害のひとつで、野球のような投球動作によって起きる肩痛をいいます。
他にもバレーボールでのスパイクやサーブ、テニスでのサーブなど、オーバーヘッドスローイングの動作を行うスポーツに起きます。
野球肩を放置すると
- 腕全体に症状が現れたり肩の痛みで眠れなくなります。
- 肩が挙げられなくなります。
- 野球肩を放置して投球し続けると長期離脱しなくてはいけなくなります。
- 重度のスラップ(SLAP)病変や重度のリトルリーガーショルダーなどで手術の対象になるかもしれません。
野球肩の原因
野球肩は悪い投球フォーム(早いボールの投球、投球数が多い、投球時に肩甲骨の可動が悪い、腰の回旋が悪い、手投げ)を繰り返すことで起きる肩の障害です。
その他、一球の投球動作で起こすケガ(肩関節の亜脱臼・関節唇損傷・腱板損傷・上腕骨骨端線離開(リトルリーガーショルダー))の野球肩があります。
投球フォームのフェーズ
悪い投球フォームの場合は投球フォームを分類して確認する必要があります。
ワインドアップ期
右側のボールを握った手は、グローブの中に収まったまま左脚の踏み出し、左脚を挙げていくフェーズです。このでは肩を痛めることはありません。
アーリーコッキング期
右側のボールを持った手がグローブから離れて投球動作に入り、左脚を踏み出し左足が着地するまでのフェーズです。
ここで体の開きや腰の開き早すぎたり、投球側の腕が外転し後方に引き過ぎると「開き肩」状態になり肩関節前面の障害の原因になります。
レイトコッキング期
左脚を踏み出し左足が着地して右肩が最大外転外旋するまでのフェーズです。
体の後ろで右肩が最大外転外旋が強調される為、繰り返しの投球で右肩が不安定状態となり関節唇損傷やインナーインピンジメント・腱板炎・腱板損傷の原因となります。
アクセラレーション期
右肩が最大外転外旋位から加速してボールリリースまでのフェーズです。
このフェーズで、肘下がり状態になるとインピンジメント症候群や腱板損傷・関節唇損傷の原因となります。
フォロースルー期
右手からボールが離れて右手を振り下ろすまでのフェーズです。
右腕を振り下ろす時に右肩に遠心力の力が掛かり腱板損傷やルーズショルダー・上方関節唇損傷(スラップ病変)・ベンネット骨棘形成の原因となります。
野球肩の施術方針
当院では長年、野球肩治療に携わってきた経験から、年齢や発生機転、肩関節や肩甲骨の可動、運動痛、投球フォーム時での痛みが出現するフォームと運動痛部位などを分析し、徒手検査法で野球肩の損傷部を的確に見つけ出し、損傷部の状態が保存療法でいいのか病院の検査が必要なのかの判断選択が重要と考えております。
岐阜県内をはじめ多くの方がご来院
当院には、県内をはじめ中部地方以外からも甲子園常連校の高校生や全国大会常連中学生チーム・ボーイズリーグ・リトルリーグなどの多くの球児が監督様やチームスタッフ様のご紹介で多くご来院して頂いております。
また、プロ野球選手の施術にも携わっており施術アドバイスをさせて頂いております。
野球肩の施術
投球障害 野球肩の一番の原因は「悪い投球フォーム」が原因で起きてきます。
当院では、痛みを治すだけではなく、投球フォームチェックをさせて頂き再発予防にも努めます。
問診
- はじめに野球肩の原因・状況の詳細をヒアリング・確認させていただきます。
- 今回が初めての投球肩か
- 日常的に肩を動かして痛みが出るか
- いつ頃からどのフォームの時にどこの部分に痛みが出現しているか
- 守備は?
- チーム監督スタッフから投球フォームについて何か指摘されたことはあるのか
問診後
問診後、損傷部ストレステストなどの徒手検査法で状態をチェックをして行きます。
ブラックアキュスコープ80T・マイオパルス75T
当院には、ブラックアキュスコープ80T・マイオパルス75Tという、プロ野球選手治療にはパイオニアの医療機器、最先端特殊アキュスコープ・マイオパルスがあります。
ブラックアキュスコープ80T・マイオパルス75Tには、+−や周波数があります。痛みのあるところに+−をあてて一定の周波数を通電するだけでは損傷組織除痛再生するのに時間がかかります。
ブラックアキュスコープ80T・マイオパルス75Tには損傷組織の異常情報を機器内のコンピューターが読み取り治療電気を流す特性があります。
当院は、ブラックアキュスコープ80T・マイオパルス75Tの特性を知り尽くしており、当院独自のTMAブラックアキュスコープ80T・マイオパルス75T治療を行っていきます。
損傷部の徒手検査を元にTMA検査で損傷部をピンポイントで検索し損傷部の除痛再生を早めるポイントをピンポイントで検索して損傷組織の状態に合わせて周波数を選択して最短時間で損傷組織除痛再生し治していきます。
再発予防
上記のことで損傷組織除痛再生をした後に損傷部の状態で、再発予防のためにビデオ撮影で投球フォームチェックをさせて頂き投球フォームフェーズごとに肩甲骨の動きや後方への腕の引き、円背、肩の開き、腰の回旋、肘下がり、グローブの位置、前方への体の突っ込み具合、脚への重心移動、脚への加重などを投球フォームを細かく分析し再発予防に努めさせて頂きます。
また、投球早期復帰に向けたメニューをご指示させて頂き投球早期復帰を目指していきます。